171.「紅の涙」

あらすじ

 PCたちはルーティという女性から、アウル村への護衛の仕事を受ける。
 村にいたころの記憶があまりないらしく、今度結婚するにあたって両親のことを思い出して報告したくて生まれた村へ行きたいのだという。
 PCたちはその村が紅の涙とう有名な宝石商人が昔恋人に送った宝石が伝わっていた、今はもう廃墟となった村だというのを聞くと、ルーティは頭を抑えてうずくまってしまう。
 村へと出発したPCたちだが、近づくに連れて宿屋で寝言にうなされるルーティ。
 PCたちは近くの村で、アウル村の村長一家が落盤事故で亡くなったことと生存者はその一人娘だけだったことを聞き込み、ルーティがその生き残りではないかと考える。
 廃村に到着したPCたちはそこで村に残っていた老人にあう。
 老人はルーティには言うな、として、彼女が事故のきっかけを作り結果として両親を殺してしまい、そのショックで廃人になってしまったこと、また、その対処として魔法士に記憶を封じる代わりに老人の寿命をもらったこと、10年以内に彼女がもし再び村に訪れ紅の涙を見たら記憶が戻ってしまうことなどを語る。
 一方、ルーティは、村に戻ってきたせいで記憶の混乱からPCたちが犯人だと疑い襲いかかるほど取り乱し倒れてしまう。
 紅の涙が夕日だということを調べたPCたちは、紅の涙を壊すこともできず、苦肉の策として老人に犯人になってもらうことを提案する。
 PCと老人はルーティの前で対峙し、そして老人はPCたちだけに後を頼んだ、と告げると息絶えていった。
 PCたちの説得を受けて両親を殺したのが自分ではなく彼だと思うようになったルーティ。
 結局、彼女の記憶は戻ることなく、それでもルーティは悲しげに一筋の涙を流すのだった。

登場NPC

ルーティ・・・幼少のころの両親の死についての記憶を失っている女性NPCさん。なんとなく今まで漠然とした不安はあったけど、結婚を控えて両親のことを思い出そうと決意してトロウへの旅行のついでに村に戻ることに・・・って感じ。
リナリス・・・回復担当NPCの少女プリーストさん。戦闘が回避されたので出番はほとんどない感じでしたが、一部情報提供者として活躍してみたり。リナリス、がんばってます!

雑記

 元ネタはひぐらしのなく頃の一部分。
 ルーティの記憶については、原因である自分が両親を殺してしまったという出来事を封じてどうにか元気にしたという感じ。
 10年以内というリミットがあったのはそれだけ、彼女の想いが強くて10年たてばどうにか夕日とか見ても二度と思い出さない位安定する、という意味合い。
 老人vsPCはありえるかな?と思っていた方向でした。
 さて、この中の名前なき魔法士、記憶を封印するということですがエシュテルではありません。
 命や大切なものを代償に力を貸すたちの悪い魔法士・・・なんだろうか。
 何かを引換にしてでも叶えたい思いがある、っていうのも場合によってはかっこいいんだよなあ。

フラグ

裏設定

この魔法士は、レングラード側でも登場しているトロウ側で行方不明になる前のセレス。このセッション当時は、過渡期だったので、繋げられた世界観に由来する魔法士だったんですが、3.5稼働後も登場させているので、このあたり、同一人物かどうかは公式設定では認められない、GM妄想のメタ設定になっています。仮に同一人物だとすると、奇妙なことにほぼ同じ由来をもつ紅の涙に関わっています。
 彼女が”レングラード側のセッションで”報酬を受け取っていないわけではない”と発言しているのは、この関連性に妙な同一性を感じて疑問という名の報酬をもらったから・・・だったりします。