110.「遥か昔の約束を(前編)」

あらすじ

 PCはアックスから、依頼に訪れていた青年の話にとりあえずのってやってくれと頼まれ話をきくことになる。
 青年の名前はカール・ゲートジュリカ。
 フソウ国内ではあるがフソウ領から離れているとある貴族の3男だという。
 事情をきくと子供のころ、7.8年前に領内に訪れていた少女、”エルちゃん”に婚姻を申し込んだが、それを断られたということ。
 また、半年ほど前まで文通をしていてそのころのスキャニングレンズの映像もあるとのことで、直接あうことはそれからなかったが今でも、その少女を想っているのだという。
 相手の正式な名前はエルデフィアナ・ゲートジュリカというやはり貴族の娘。
 婚姻を断られたのが本人からの手紙ではなく、事務的な連絡のみだったことに納得できず、訳をきこうにも本人にも会えない。
 こうしてやってきても門前で追い返されるだけで、途方にくれ、屋敷に侵入するしかないと思いつめ相談にきたのだという。
 報酬は出すこと、また万が一捕まっても家名においてその後は保障するとのことで、とりあえず様子を探ろうということで、PCたちは情報を集めることにする。
 マーヘルハイスは最近高齢だった当主が他界し、その後を両親が他界していために孫娘のエルデフィアナという少女がついだこと、その相続について分家に一時期相続権が行ったこともありもめていたが今は沈静化しているとのことなど、また家柄はゲートジュリカのほうがよくこの婚姻は現当主の少女にとって足元を固めるための良い条件であることなどがわかる。
 さらに聞き込みをすすめるPCたちはエルデフィアナが7.8年以上前に姉と呼んでいたそっくりな少女がいたこと、それ以降姿を見なくなり死んだとも養子にだされたともうわさされていやことがはるか昔にあったことなどを聞き込む。
 たまたま貴族の家に生まれたPCがいたためその名を出して屋敷に訪れるが、直接の付き合いもなくやはり追い返されてしまう。
 しかしその夜、使いの執事が来てカールの関係であることを確認すると、PCたちだけど屋敷に招く。
 出迎えた当主、エルデフィアナは確かにスキャニングレンズで見た少女とそっくりだがどことなく雰囲気が違う。
 疑問に思うPCたちだが、エルデフィアナはPCたちを別の屋敷に連れて行く。
 そこにはエルデフィアナそっくりの少女がスリープの魔法で眠っていた。
 自分には先天性の病をもった姉がいたこと、そのため体のことを思いやって彼女を早くに資格を剥奪したこと、しかしエルデフィアナ自身がさきごろ病気になってしまい、分家に相続権がいくことを憂いた姉が急遽代役をかってでたこと、そのために姉は病を悪化させ治療法が見つからないために眠りにつくことになったこと。
 姉の名前はエルフィアナといい、カールと文通をしていたことは聞いていた、と事情を語り始めるエルデフィアナだったが・・・。

登場NPC

カール・ゲートジュリカ・・・貴族の青年。幼いころに遊んだ少女と清い文通交際みたいなことを続けていてかつ、約束とかを信じてて・・・みたいな。女々しいというかロマンチストというか。エルも手紙はつづけていたから微妙な態度だったのかもしれないね。もっとも最近までエルが貴族関連の人であることは知らなかった。でもそもそもエルちゃんをエルデフィアナであると思ってしまったのが間違っていたといえばそうなんだけど。
エルデフィアナ・・・妹のほう。現マーヘルハイス家の当主。何度か出ているけど何とか貴族としてやっているみたい。状況判断とかはやや甘い部分もあるけど優れているといえるほうだと思う。というか普通に貴族としてやったらそれこそドロドロしてるからかぎまわっていることが発覚した時点で暗殺者をさしむけてもおかしくないと思う。でも、そういうことは可能な限りしたくないと思ってしまうのがこの子の甘さであり、魅力?なんだろう。
エルフィアナ・・・姉のほう。先天性の重い病気の末期でそれをとめるために治療法をみつけるために、眠りについていそのあたりの事情は「いつか私が歌う唄」のとおり。貴族の身としては死んだことにされているらしく、家との関連性は秘匿されている。そのため、前回のときにPCたちにそのあたりの事情は最後まで隠しとおしたわけです。・・・後付ですけどねw

雑記

 名前がね・・・どっかできいたことあるなあ、と思ったら自分が以前だした名前にきわめてちかかかったんですよね・・・というのを「いつか私が歌う唄」で気づいたんですが。
 別にいいじゃんといえばそれもそうだけど、なんとなく姉妹っていうことにしてつなげてみました。
 で、あの時PCたちにいえなかった、あるいは言わなかった事情は何でだろう?ってことで考えるとこうなったわけです。

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裏設定