72.「リズム・ベル前編 一人ぼっちの女の子の歌」
あらすじ
そこへ魔法士協会のベルメリアと名乗る女性がやってくる。
時間移動の魔法の研究をしているという彼女は、キリーゼンという村で発見されたそれに関係する遺失魔法器具の調査に向かうのでその間の自分の護衛をお願いしたいという。
依頼を受けたPCたちは馬車でその4匹の海の竜がであう場所に魚が集うという歌の残る小さな漁村にむかうことにする。
森の中をすすむ一同だがもう少しで村といったあたりで、なにやら回りの気配が変わってしまったのを感知する。
魔法の結界であると察知した一同はその解除のために、あたりを調べまわる。
近くに村が見えてくるがどうやらこの村は本来向かうべきところとは別の場所にあること、森に生えてる木々などの辺りの景色は今のトロウと比べてさっきまでと比べて変わっていることなどを調べる。
村の中ではベルに似たエルフの女の子が村人から冷たい仕打ちを受けていた。
二手に分かれたPCたち。
遺失物があるという洞窟に向かうとベルメリアはここを知っているかのような口ぶりをする。
通りがかった廃屋のような小屋に住んでいるのはさっきの小さな女の子で、もしこれが過去でその子供が自分なら今生きているのだからその子ほうっておいても死にはしない、という。
PCの一人はその子が気になり小屋に訪れていろいろと世話を焼いたり可愛がったりする中、先に洞窟に向かったPCたちは海岸にあるため満潮のために埋まっていることを調べる。
そんな中、歌の意味をつぶやくベルメリア。
精霊魔法が使えない珍しいエルフの子のために、金で売られて村に幸せをもたらした、の意味あいであることを語る。
一方、そのころ、本来の村のほうを目指したPCたちは、先をいくと、同じ村が目の前に出てきたため、調査を開始。
トロウの紙幣を知らないことや辺りの様子。
また歌の様子からして魚がたくさんとれるはずなのにまったく取れないことから、ここが過去であり通り過ぎた村とまったく同じもので箱庭の空間のためにいつの間にか同じ村に戻ってきている原理だとあたりをつける。
洞窟の中は分かるというエルフの子供をつれた一同は洞窟の近くで合流。
子供をつれてきた是非をめぐってベルと口論するも、結局案内してもらうことにして、一同は引き潮を待つ。
そして洞窟に足を踏み入れた瞬間辺りはスパークと閃光に包まれて、PCたちの体は消え視界も白く包まれていく。
エルフの子供を逃がして、別れる中、謎の声が聞こえる「目的は果たした」と。